Instagramは、8月15日(米国時間)、ビジネスコミュニティに向けてビジネスツール「ビジネスプロフィール」「Instagramインサイト」「投稿の宣伝」を導入することを発表した。
なお、これらのビジネスツールは、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでは今年5月に発表・導入されている。今回、「ビジネスプロフィール」「Instagramインサイト」は全世界で、「投稿の宣伝」は日本を含む35か国でも利用が可能となった。
ビジネスプロフィール
「ビジネスプロフィール」は、電話やメッセージ、メールなど、利用者が企業にコンタクトするときの方法を企業側が選んで設定することができもの。加えて、店舗等の位置情報も掲載できるようになる。
これまで、Instagram上で利用者が企業と直接コミュニケーションを取りたいときには、主にコメント欄への投稿が使用されていた。だが、コメントのタイムリーな追跡は難しく、手間もかかるため、利用者が直接コンタクトできるように誘導する機能が必要だった。同ツールを利用することで、この問題が解決される。
Instagramインサイト
自社のInstagramアカウントのフォロワーに関する情報や、どの投稿の反応が良かったかなどをモバイル機器から簡単に確認することができるツール。具体的には、次のことがわかる
- インプレッション数:投稿が閲覧された合計回数
- リーチ:投稿を見たユニークアカウント数
- ウェブサイトクリック:ビジネスプロフィールに登録されているウェブサイトのリンクをタップしたアカウント数
- フォロワーアクティビティ:フォロワーが1日にInstagramを利用する平均回数
投稿の宣伝
「投稿の宣伝」機能を使うと、エンゲージメントが高かったオーガニックの投稿を、モバイル機器から広告として出稿ができるようになる。すでにInstagram上でシェアした投稿を選び、CTA (Call To Action) ボタンを追加したあと、ターゲットを自分で選択するか、Instagramのおすすめするターゲットを選ぶだけで、簡単に投稿を宣伝することが可能。なお、広告の出稿期間も指定できる。
【関連記事】
・インスタグラム、24時間後に消える動画・写真の投稿を可能に~Instagram Stories開始
・インスタグラムのMAUが全世界で5億人を突破、1日平均42億の「いいね!」やり取り
・Instagram、複数アカウントの切り替えが可能に
・インスタグラムの広告主、全世界で20万を突破
・インスタグラム、動画の再生回数表示を開始