「身近な人の病気や異変は意外と気付けないから、気にかけてあげる必要がある」とは、一般論ですが、なかなかピンと来ませんよね。フランスでは、ある方法を使って啓蒙を行いました。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。
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キャンペーン概要
時期:2016年
国名:フランス
企業/ブランド:Addict Aide
業種:非営利組織
素敵な写真! でも、よくみると……
アルコール依存症の人々を支援するフランスのAddict Aide基金が、Instagramを活用し、人々を“あっ”と言わせる驚きのキャンペーンを実施しました。
キャンペーンが始まったのは今年の8月。ルイーズという、パリ在住の25歳の女性がインスタグラムのアカウントをスタートした所から始まります。

スタイリッシュなパリジェンヌのルイーズは、8月にインスタグラムを始めて以来、たった2ヶ月で1万2,000人のフォロワー、そして合計5万を越えるいいね!を獲得。
投稿の内容は、旅行、パーティ、ボート、ディナーのことなど。人生を謳歌している様子が伝わってきます。

フォロワーは、そんなルイーズの投稿が大好き。フォロワーから寄せられるコメントは、彼女のクールな生活を賞賛する内容ばかりです。

しかし、よくよく彼女の投稿を見てみると、ある共通点に気が付きます。
その共通点とは、どの写真にも“お酒”が写っていること。言われてみないとなかなか気が付きませんが、ルイーズはアルコール依存症だったのです。

このルイーズのインスタグラムアカウントは、Addict Aide基金のアルコール依存症防止キャンペーンのために作られたもので、同基金はアカウント開始から2ヶ月ほど経った9月下旬に、同アカウントで“真実”を告げるキャンペーン動画を投稿。
動画にはルイーズのこれまでの投稿写真が使われており、映像の最後は「身近な人の依存症は見落としがちです。」というメッセージで締めくくられています。
賞賛の声など数多くの反響が寄せられた今回のインスタグラムキャンペーン。身近な人がアルコール依存症だということをいかに見落としがちかという事実を、人々に見事に気付かせてくれるインスタグラム活用施策でした。
先週の紹介キャンペーン
啓蒙活動がフランスの法律を変えた!? 悲惨な現実を訴える、マッキャンの“ニセ売春サイト”
記事転載元:AdGang
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