トランスコスモスは、同社の統合プラットフォーム「DECAds(デックアズ)」と、DSPの「Criteo」「KANADE DSP」「AdRoll」を連携し、配信ネットワークを拡大するとともに、ダイナミックディスプレイ広告に対応したことを発表した。
「DECAds」はトランスコスモスが独自に開発した、コミュニケーションで企業と消費者をつなぐ統合プラットフォーム。同プラットフォームにはチャット広告配信機能が備わっており、ユーザーをスマホ広告からチャットへ誘導することで、よりインタラクティブで適切なコミュニケーションや情報提供を可能にし、消費者の課題解決や興味関心の向上を図る。
今回連携する3つのDSPは、リターゲティング型のダイナミックディスプレイ広告配信サービスであり、一度Webサイトに来訪したユーザーへ、興味関心度の高い商品を複数レコメンドすることができる。「DECAds」との連携により、パーソナライズ化された商品のレコメンドだけでなく、チャットを活用することで比較検討層の商品選定における課題解決のサポートを実現する。さらに、商品の購買意欲向上と意思決定を促進し、コンバージョン率を向上させる。
また、今回の連携にあわせ、トランスコスモスは新たに専用の広告フォーマットを2種類用意した。一つは、広告内にチャットへの誘導枠を常に表示させる「チャット常設タイプ」。もう一つは、ダイナミックバナーの特長を活かし、商品表示が切り替わるフィードエリアに商品と同列にチャット誘導枠を表示する「フィード組み込みタイプ」で、2パターンのフォーマットで今回連携したDSPでの配信が可能になる(※広告メニューにより利用可能なフォーマットは異なる)。
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