3つ目のCGM分野として今回調査対象となったSNSの2007年1年間の推定訪問者数は2,129万人で、2006年の1,465万人と比較すると45%増加。その一方で、訪問者ひとり当たりの平均視聴ページは対前年比88%、平均滞在時間は同103%にとどまっている。この点についてビデオリサーチインタラクティブは、コアユーザー以外にライトなSNSユーザーを誘引したことによってこれらの値が分散し、平均値に大きな変化が見られなかったと分析している。また、SNSサイト訪問者の特徴として、ブログや動画共有サイトにくらべて女性比率が高く、なかでも女性20~34才のF1層の高さが目立っているという。
SNS・ブログ・動画共有サイトを含むCGMトータルの2007年年間の推定訪問者数は3,656万人。個々のサービスの推定訪問者数は、SNSサイトが2,129万人、ブログサービスが3,527万人、動画共有サイトが2,431万人。これら3種類のサイトいずれにも訪問したユーザーは1,690万人に達し、CGMトータルの46%を占めている。現在、モバイルにおいてもCGMが活性化していることから、デバイスを特定することなく、CGM領域について今後も注視していくことが必要だと同社は指摘している。
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