10月2日に、テレビCM素材のオンライン運用がスタートした。
これまで日本広告協会と日本民間放送連盟は共同で、テレビCM素材のオンライン運用を進めてきた。10月2日の時点では、民放テレビ局21局がオンラインの受け入れを可能に。今年度末までに東京、大阪、名古屋の全局を含む42局で、オンライン受け入れが可能になる予定だ。なお同取り組みの過渡期においては、ファイル運用によるオンライン搬入もしくはXDCAM搬入にて運用される。
またこれを受けて資生堂は、10月6日オンエアのテレビCM素材のオンライン搬入を実施。同社はGroup IMDが提供する「IMD CLOUD」を使用して、オンライン搬入およびXDCAMプリント搬入を導入し、いち早くテレビCM素材のファイル運用を開始した。「IMD CLOUD」を活用することで、煩雑なテレビCM制作のワークフローが簡素化し、素材の搬入の迅速化や搬入素材の管理の簡素化など、オンライン運用ならではのメリットが期待できる。また将来的には、海外では既に始まっている、テレビCMにおけるプログマティックなクリエイティブに向けて、今後のテレビの媒体価値向上が期待される。
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