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「彼女感」「ストーリーってる」…JC・JK流行語大賞2017が発表【JCJK調査隊調査】

 女子大生社長の椎木里佳氏を中心に、女子中高生向けのマーケティング支援などを手がけるAMFはトレンドのリサーチが得意な「JCJK調査隊」メンバーの選考結果をもとに、「2017年の流行語大賞」と「2018年のトレンド予測」を、「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けて発表した。

JC・JK流行語大賞発表会に登壇したAMF代表取締役の椎木里佳氏と“ゆうこす”こと菅本裕子氏
JC・JK流行語大賞発表会に登壇したAMF代表取締役の椎木里佳氏と“ゆうこす”こと菅本裕子氏
JCJK流行語大賞2017
JCJK流行語大賞2017

ヒト部門

 1位に輝いたのは、韓国のガールズグループ「TWICE」。顔の前で手でTの文字を作って泣き顔を表現する“TTポーズ”がSNSを通して女子中高生の間で大流行した。今年の紅白歌合戦にも、唯一の外国勢として選出され話題となっているという。

 2位の「竹内涼真」さんがブレイクしたポイントは、“リア恋枠”だと椎木氏は分析。芸能人でありながらリアル(身近)にいそうな雰囲気が、付き合えるかもしれないと淡い期待を抱くことができると人気になったとしている。

モノ部門

 たっぷりのチーズを味わえる韓国料理「チーズタッカルビ」が1位を獲得。韓国料理の聖地新大久保に連日女子中高生が詰めかけた。

 3位の「ウユクリーム」は、韓国発のコスメレーベル「3CE」から発売している肌のトーンを明るく見せるクリーム。その効果や牛乳パック型のかわいいパッケージが話題となったそうだ。

アプリ部門

 1位はInstagramの「ストーリー」。タイムラインを埋めずにリアルタイムで写真や動画を投稿できる機能で、”ストーリーってる”という動詞が生まれるほどに、女子中高生の生活に浸透。

 「ごはん食べる前も友達といるときも、1日3回は更新。何気ない瞬間にストーリーをすることが多いです。ツイッターやインスタと比べて加工などに時間をかける必要がないためサッと撮影する傾向があります」(椎木氏)

 4位の「Foodie」は、食べ物をおしゃれに撮影するアプリだが、スマホのインカメラよりもきれいな画質で撮影できるということで、自撮り用に使う人が増えた。

コトバ部門

 1位に選ばれた「○○み」は、「うれしみ」「かなしみ」というように、形容詞の語尾につけて使用されている。特に意味はないものの、「み」をつけると心からの言葉に聞こえると、今年多くの女子中高生の会話の中で使用されたという。

 「一番よく使うのは「うれしみ」。たとえば、『それはうれしみすぎる!』などと使うんです。もともとは「バブみ」が流行して、◯◯みをつけることが浸透していったのではないかと」(椎木氏)

 2位の「熱盛」は、ニュース番組の放送事故からツイッターで話題になった言葉。多くの女子中高生が、放送を真似して、会話の途中で「熱盛!」と言ったり、「熱盛と出てしまいました失礼いたしました」と返したりする会話を楽しんだそうだ。

 3位の「彼女感」は、ごはんを食べていたり、テーマパークで手をつないでいたりと、まるで彼氏が撮ったかのようなプライベート感あふれる視点で撮影された写真や動画等を指す言葉だ。読者モデルなどがSNSでそのような写真を投稿したことをきっかけに、自撮りならぬ“他撮り”が女子中高生の間でブームとなった。

 今年の流行をふり返ると、女子中高生たちは、「TWICE」や「チーズダッカルビ」「ウユクリーム」など、ヒト・モノともに、韓国からやってきたコンテンツに非常に熱狂していた1年だったと椎木氏は分析している。また「菅本裕子」氏や「彼女感」など、SNSの中からスターやトレンドが次々と生まれており、SNSを通した情報収集や情報発信が女子中高生たちの生活の中に溶け込んでいることがわかるとしている。

「クールコリア」が2018年も続くか

 2018年は今年に引き続き、ヒト・モノ・アプリなどあらゆる場面で韓国コンテンツへの人気がさらに集まる“クールコリア”現象が起こると椎木氏は予測している。

 韓国のアーティストが女子中高生の憧れの的となり、多くの女子中高生がInstagramやツイッターを使って好きなアーティストのファッションやメイクなどをリサーチし、それを真似することで、多方面へと韓国ブームが広がっていると考えられるという。また、韓国発のブランドは学生でも取り入れやすいお手頃価格であることも人気を呼ぶポイントだとしている。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2017/12/04 11:00 https://markezine.jp/article/detail/27562

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