楽天とウォルマート・ストアーズ・インク(以下、ウォルマート)は、1月26日、日本と米国における戦略的提携を発表した。
今回の提携は、両社の強みを活かしたユーザーへのリーチ拡大およびサービス向上が目的。同提携の一環として、日本でネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」の協働運営を開始する。同事業のサービス提供開始は、2018年度第3四半期(7~9月)を予定している。
また米国では、電子書籍サービス「楽天Kobo」を展開。ウォルマートが米国における「楽天Kobo」の量販店として独占販売を行う。
これにより、年内に「楽天Kobo」が取り扱う電子書籍やオーディオブック約600万作品を「Walmart.com」にて提供。さらに、4,000を超える実店舗にてデジタルブックカードを販売する。
加えて「楽天Kobo」が取り扱うすべての電子書籍コンテンツが、「ウォルマート」と「楽天Kobo」の両ブランドによる無料アプリでも利用できるようになるほか、PCのデスクトップアプリや、年内に「ウォルマート」で販売される「楽天Kobo」の電子書籍リーダーでも利用可能になる。
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