クックパッドと、凸版印刷が運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、Shufoo!DMPを活用した新たな広告商品「Shufoo!ターゲティングバナー」の提供を開始した。
Shufoo!DMPは、凸版印刷が「Shufoo!」で保持するデータを分析し、ターゲットをセグメントするシステム。同システムは、ユーザーが「どのエリアの、どの店舗のチラシを閲覧したか」のデータを蓄積・分析することで、買い物をする可能性が高い「日常買い物行動圏」を予測する。
今後クックパッドでは、この予測データを活用し、買い物をするエリア内の店舗で購入可能な商品を使ったレシピなどのバナー広告を配信していく。
なお、同広告商品のリリースに先立ってクックパッドは、味噌を中心とした食品メーカーであるマルコメ協力のもと2018年8月20日~9月17日にかけて実証実験を行った。同実験では、マルコメの販売チェーン店が「日常買い物行動圏」を持つ「Shufoo!」ユーザーに対し、クックパッド上でレシピを使った広告を配信。その結果、CTR(広告クリック率)は約10%上昇し、来店者数は広告配信前に比べて約17%向上した(※クックパッドのスマートフォンWebページの平均CTRと比較)。
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