SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

シェアサービスのアーリーアダプターは20代の高所得層 コスパ意識が背景に【電通デジタル調査】

 電通デジタルは、デジタルネイティブのインサイトや購買行動等のデータを軸に、最新トレンドを踏まえた戦略立案から実装までワンストップで行うマーケティングの専門チーム「YNGpot.(ヤングポット)」を発足させた。

 YNGpot.は立ち上げにあたり、シェアリングサービスに着目した「国内シェアリングサービスに関する生活者意識調査(2018年度)」を実施した。調査結果は以下の通り。

シェアリングサービスの認知は86%と高く、「モノのシェアリングサービス」が突出

 シェアリングサービスの認知は全体で86%に上り、シェアリングエコノミーの社会への拡がり・浸透を示している。

 また、サービスカテゴリー別に見ると、認知・利用経験・現在利用のすべてにおいて、「モノのシェアリングサービス」が突出しており、次いでバイクシェアやカーシェア等の「移動のシェア」の認知が28%と高い結果となった。

シェアリングサービスの認知割合
シェアリングサービスの認知割合
シェアリングサービスのうち認知割合(カテゴリー別)

シェアリングサービスのうち認知割合(カテゴリー別)

18歳~20代の高所得層に、多種類のサービスを利用する「シェア先端層」が集中

 より多くのサービスを高頻度で使用する利用者である「シェア先端層」のサービスの利用傾向を、年代・年収別に見ていくと、18歳~20代のとりわけ年収が高い層に集中しており、年代は低いほど、年収は高いほどシェアサービスを積極的に利用する層が多いことがわかった。

シェアスケールによるシェアリングサービス利用者の分類
シェアスケールによるシェアリングサービス利用者の分類
年代別、年収別に見たシェアスケールの分布結果
年代別、年収別に見たシェアスケールの分布結果

※ここでいうシェアスケールとは、シェアリングサービスをどの程度活用しているかを指標化したもの。まずサービスをタイプごとに「売買系」「サービス系」「移動系(BtoC)」「リソース系」「場所(スペース)系」「移動系(CtoC)」の6つに分類。各サービスの特性を踏まえ、利用に際しての心理ハードルの程度を加味し、サービスタイプごとにポイントを規定した。

 そのうえで、対象者ごとに、利用経験のあるシェアリングサービスの回答結果から合計ポイント数を算出し、0~1ptは「シェアビギナー層」、2ptは「シェア取り入れ層」、3ptは「シェア使いこなし層」、4pt以上を「シェア先端層」と定義している。

高タイムパフォーマンス・高コスパ意識とシェアリングサービス特有のサービスメリットが合致

 年代別、年収別にシェアリングサービス利用理由・特徴的な生活価値観についての回答を見ると、18歳~20代高年収層には「使わなくなったものはすぐに手放す」といったミニマリスト的趣向を持つ人が多いことがわかった。

 また、18歳~20台高年収層は、モノを所有することよりも人とシェアすることに価値を感じ、多様な人とのつながりを望む層であることから、今後のシェアリングサービスの浸透・拡大をけん引するセグメントとなることがうかがえる結果となった。

利用実態サマリー(所有理由・所有意識)
利用実態サマリー(所有理由・所有意識)

【関連記事】
トヨタ自動車とUberが協業を拡大 自動運転技術を活用したライドシェアサービスの開発促進へ
博報堂DYMP、ユナイテッドアローズらと合弁事業を開始 試着シェアアプリ「fitom」を開発・提供へ
モノは「所有」から「一時利用」へ メルカリと三菱総研、「シェアリング時代の消費モデル」を発表
IDOM、DeNA「Anyca」、akippaが提携 中古車購入者・売却者に車や駐車場のシェアを提案
知識や特技が商品に 「Ameba」、スキルシェアリングサービス「REQU」を提供開始

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/04/15 17:10 https://markezine.jp/article/detail/30868

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング