NTTアドが発表したデータによると、「商品/サービスに関する情報源としてふだんよく見るもの」については、「テレビ番組」、「テレビCM」は性・年代に関わらず情報源として高い接触率にある。しかし、おおむね30代を境として接触しているメディアに変化が見られるようになる。10代・20代・30代のトップ3は1位「テレビ番組」で、2位「テレビCM」、3位「友人・知人の話」(男性30代のみ3番目に多いのは「新聞記事」)。一方、40代・50台・60代のトップ3では、1位が「テレビ番組」となっている世代が最も多いものの、「テレビCM」や「新聞記事」も1位に挙がっている世代が見られる。2位は「テレビCM」が大勢を占めているが、3位は「新聞広告」、「新聞記事」が多く、40代以上には新聞の影響力はまだまだ大きいようだ。
また、「生活に不可欠なメディア」については、ふだんの生活で利用できるメディアを1つだけ選択するとした場合、男女10代と女性20代では「携帯電話 /PHS」が最も多く、男性20代・30代では「パソコン・インターネット」、女性30代および男女とも40代以上では「テレビ」を選択する人が最も多かった。また、女性30代・40代では、「パソコン・インターネット」派と「携帯電話/PHS」派が拮抗する結果となっている。
「テレビを見ながら、インターネットや携帯電話を操作する」、いわゆるテレビの「ながら視聴」については、「非常にあてはまる+まぁあて はまる」という回答は、男性より女性に多く、年代が下がるほど多い傾向にある。日常的に「ながら視聴」をしている人は、女性10代・20代では9割近く、30代で8割弱、40代でも7割弱に達している。また、男性でも10代・20代については約4分の3が「ながら視聴」をしているという。
本調査は、首都圏・関西圏・名古屋・札幌・仙台・福岡・広島の7エリアの15~65歳の男女個人を対象として調査を行われ、有効回答者数は6,669人となっている。
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