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『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

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定期誌『MarkeZine』特集

2021年のマーケティング戦略(BtoB企業編)

 定期誌『MarkeZine』第61号(2021年1月号)では、32社のマーケターから2020年の振り返りと2021年の戦略についてコメントを集めた。本稿ではその中からアドビ、ZVC Japan(Zoom)、セールスフォース・ドットコム、ソフトバンク、日本電気、パナソニック、プレイド、ヤプリのコメントを紹介する。

※本記事は、2021年1月25日刊行の定期誌『MarkeZine』61号に掲載したものです。

以下8名の方からコメントをいただきました。
アドビ 祖谷 考克氏/ZVC Japan 岡澤典子氏/セールスフォース・ドットコム 笹 俊文氏/ソフトバンク 藤長 国浩氏/日本電気 東海林 直子氏/パナソニック 山口 有希子氏/プレイド 倉橋 健太氏/ヤプリ 山本 崇博氏

企業のデジタル変革を後押し(アドビ)

2020年を振り返って

 New Normal/No Normalの中で各社デジタル変革への動きを加速させ、これまでアクセルを踏み切れずにいた業界でも大きな動きが出始めており、弊社へもMAやECを含めた、多数の引き合いをいただいています。弊社DX事業においてもSummitやExperience Makers Liveをはじめ、2月以降すべてのマーケティング活動をデジタルに移行しました。不確実な状況下、常に最善手は何かを模索しながらではありましたが、大きな成功に結びつけることができました。一方で最近はマーケット側にデジタル施策への疲れ・飽きが出始めており、そこをどうやって打破するかが課題となっています。

2021年へ向けて

 一度過去からの延長線で考えることを止めたことで、新しいことに積極的にチャレンジできているため、その姿勢を継続していきたいと考えています。中でもオンラインにおける「体験品質」「関係構築」には改善の伸び代が大きく残されており、顧客体験マネジメント(CXM)を提唱する弊社だからこそ、データとクリエイティブの力で、これまでにない、より良いエクスペリエンスを提供できると考えています。テクノロジーカンパニーとして、またCXMのリーディングカンパニーとして、企業のデジタル変革推進の一助となれるよう、情報発信を続けていきます。

DXマーケティング&セールスデベロップメント本部 執行役員
本部長 祖谷考克氏

2013年よりアドビに参画。ビジネスコンサルティング本部を率いて、顧客のデジタルビジネス推進をサポート。2018年、デジタル変革が経営の最重要課題となる流れを捉え、デジタルストラテジーグループをいち早く日本で立ち上げ、中期的なデジタル変革の戦略策定を支援。2019年からは日本におけるアドビのデジタルエクスペリエンス事業のマーケティングとインサイドセールス組織を統括。

地域、時間、言葉の壁を取り除く世界を目指して(ZVC Japan)

2020年を振り返って

 すべての活動がオンラインになった2020年、5万人が参加した弊社のグローバル年次イベントも、日本で開催した五千名規模のイベントも、すべてオンライン開催となりました。しかしZoomのQ&A機能やアンケート機能を用いることで、対面式よりむしろ双方向性が高いイベントを実現できたと考えています。また日本のカンファレンスに米ZoomのCEOが画面越しに登壇し、Zoomの同時通訳機能によって日本の皆様へ直接メッセージを届けることができる機会が多くありました。Zoomにより地域の壁、時間の壁、言葉の壁を超えることができたと実感しています。

2021年へ向けて

 Zoomの最新機能を使い、より双方向性が高いオンラインイベントの実現に取り組んでまいります。私たちの願いは、Zoomを通じ、皆様の仕事やライフスタイルの質を高め、社会が豊かになることです。「新しい日常」に向けて、商談・会議・セミナーだけでなく、スポーツ、音楽、医療、教育などの様々な場面でZoomが地域、時間、言葉の壁を取り除く世界を提供していきたいと考えています。そのためにも、Zoomをうまくご活用していただけるよう、様々なマーケティング活動を通してメッセージアウトしてまいります。

マーケティング部長 岡澤典子氏
大学卒業後、住友商事へ入社し営業を担当。住友商事退職後は、Sybase(現SAP)、Juniper Networks、Nutanixなどの外資系IT企業で日本のオフィスおよびマーケティング部門の立ち上げ、拡大に携わる。2019年4月にZVC Japan(Zoom)へ入社。Zoomの米国以外のマーケター1号に。日本におけるマーケティング戦略の策定から実施に携わる。

DXの本質は「顧客体験」(セールスフォース・ドットコム)

2020年を振り返って

 2020年を振り返り印象に残るものは2つあります。1つ目が「価値観のシフト」です。モノ消費からコト消費へ、売上重視から顧客体験重視へのシフトが加速しました。2つ目が「DXの必要性」です。1年間を通してDXの必要性が至るところで声高に叫ばれましたが、DXの本質についての迷いが明らかになっていると感じています。私たちセールスフォース・ドットコムが考えるDXの本質は「顧客体験」です。顧客が今何を求めているのか? 企業は何を提供するべきなのか、すべては顧客を知ることから始まります。

2021年へ向けて

 2021年は「価値観のシフト」とDXがさらに本格化し、「顧客体験」も単にスムーズなだけでなく、よりパーソナライズされた「心地よさ」が求められていくと考えています。顧客理解の実現におけるマーケターの最大の課題は、データです。顧客データを統合し、リアルタイムで活用、そして分析することでオンライン、オフラインでのパーソナライズされた顧客体験、「おもてなし」が可能となります。セールスフォース・ドットコムは単にマーケティング効率化のお手伝いをするだけでなく、企業が顧客とのあらゆる接点を360度視点で捉えて、カスタマーエクスペリエンスを最適化するジャーニーを引き続き支援してまいります。

専務執行役員 プロダクトセールス 兼
韓国リージョン 統括ジェネラルマネージャー 笹 俊文氏

2011年よりセールスフォース・ドットコムに参画。公共・金融業界を担当する営業技術部を統括し、2014年6月より同社にてMarketingCloud本部を立ち上げ、現在はB2C Digital Marketingのソリューションのみならずすべての製品営業部を統括。また2018年より韓国支社も管掌として統括。

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:50 https://markezine.jp/article/detail/35291

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