サイジニアは、デクワスが開発・運営する「KANADE DSP」と連携。新しい広告費最適化ロジックによりパーソナライズ広告サービス「デクワス.AD」をバージョンアップし、4月1日より販売を開始した。
ネット広告の効果指標であるCPC(Cost Per Click)や、CPA(Cost Per Acquisition)は、広く用いられているネット広告だが、広告キャンペーンを運用・最適化する際に、これらの指標を追いかけすぎると、もともと売れやすい低単価の商品への集中や、広告配信のボリューム縮小が懸念される。
多数の商品を扱うECサイトにおいては、商品ごとに単価も売れやすさも異なるため、広告費用に対して売上を最大化するためには、クリックやコンバージョンというユーザーアクションにかかる費用の視点だけではなく、商品ごとの単価や、売れやすさを予測して、広告費用を細かく調整する必要がある。一方で、人手による調整には限界があり、運用にかかるコストが増大することが問題となっている。
これらの背景から、ユーザーへのパーソナライズ技術や商品レコメンド技術を有すサイジニアは、これらの技術を応用し、「KANADE DSP」を運営するデクワスと連携することで、リアルタイムに広告費を自動最適化する広告配信ロジックを開発した。
たとえば、あるユーザーが単価の高い商品を購入する意欲が高いと推測される場合には、より多くの広告費を自動的に配賦する。人工知能によるきめ細やかな広告費の調整により、売上をさらに向上させることが可能になった。
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