サイバーエージェントの販促革命センターは、小売企業のECサイトやアプリにおいてシステムの「ヘッドレス化」を行う開発専門組織「次世代ヘッドレス開発室」を設立した。
自社ECサイトの強化やアプリ導入が進められている中、米国企業が取り入れている「ヘッドレスコマース」というシステム構造への注目が集まっている。従来のシステム構造は、ユーザーの操作画面デザインや機能を担う「フロントエンド」と会員情報や商品情報などのデータが管理されている「基幹システム」が一体化しているため、一部の改善にも両方の開発が必要となり柔軟な運用が困難であった。
一方ヘッドレスコマースでは、「フロントエンド」と「基幹システム」を分離させる「ヘッドレス化」という手法を導入することでフロントエンドの柔軟なUI/UXデザインやスピーディな開発が行える。
次世代ヘッドレス開発室では小売企業とユーザーとのタッチポイントであるサイト・アプリの操作画面デザインや機能といった、フロントエンドの柔軟な開発を可能にするシステムのヘッドレス化から、UI/UXの改善提案、各種外部ツールとのAPI接続を含めた開発・運用まで一貫した支援を行うことで、ECサイトやアプリなど各種プラットフォームを通じた最適な顧客体験を実現する。
【関連記事】
・CA、GOと共同で新聞広告とTwitter広告を組み合わせた広告パッケージの提供を開始
・CA、デジタルサイネージの広告運用最適化機能を開発 店舗サイネージ配信「ミライネージ」へ提供
・CA、AIを活用し効果を予測しながら広告クリエイティブを撮影・制作する「極予測LED」を提供開始
・CA、運用型ビーコン・NFC活用ツール「CAスマートPOP」の提供開始 来店者への配信設定を柔軟に
・CA、小売向け「LINEミニアプリ」開発パッケージを提供開始 自社アプリ機能をLINE上で提供可能に