KDDIと三菱東京UFJ銀行は、2006年5月にモバイルネットバンク設立調査株式会社を設立し、携帯を使った個人向け金融サービスの提供へ向けて準備を進めていた。
両社は6月9日に金融庁の予備審査が終了したことを受けて、モバイルネットバンク設立会社を「株式会社じぶん銀行」へ商号を変更。銀行営業免許取得を前提に、7月中にサービスを開始する予定であることを発表。じぶん銀行の資本金は200億円、KDDIと三菱東京UFJ銀行が50%ずつ出資している。
新銀行では、円預金、外貨預金、株式・投資信託(証券仲介)、保険(代理店)、カードローン、クレジットカード、振込、各種決済サービス、電子マネーチャージなど、フルラインナップの金融機能を提供。さらに、アドレス帳から相手を選びに振込できる機能や、携帯電話のメイン画面から直接ログインできる機能、取引履歴を携帯画面で確認できる携帯電話通帳機能など、「携帯電話ならでは」の機能を提供する。
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