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広告にエビデンスが求められる時代へ 消費者の共感を引き出すクリエイティブの素材開発が鍵

商品を体験した人を主人公にして記事内CTRが約10%改善

──素材開発の重要性に気づけていないケースはもちろん、リソースが足りず素材開発を諦めている事業者も少なくありません。どうすれば、効率と素材の質を両立できるのでしょうか。

鬼山(identify) 新鮮かつ信ぴょう性の高い素材を開発するには、それに特化したツールやサービスの積極的な活用が有効です。質の高い素材が入手できる上に、自ら用意する手間が省けるため、これまで素材開発にかけていた時間を新しいマーケティング戦略の検討や広告のPDCAを回す作業にあてられます。結果的に、PDCAを回す中で得た効果的な手法を次の素材開発に活かすなど、継続的な広告成果の向上にもつながるでしょう。

identify株式会社 代表取締役 CEO 鬼山真記氏
identify株式会社 代表取締役 CEO 鬼山真記氏

──identifyは、実際の体験にもとづいた素材を開発できるサービスを提供しています。具体的には、どのような特徴やメリットがあるのでしょうか。

鬼山(identify) 当社が提供している「EVITOL」では、登録しているクリエイターに商品を3~6ヵ月間にわたって体験してもらい、実際に使用した感想や効果などを画像および動画として収集した上で納品しています。ダイエット商材であれば、毎日の体重計のメモリや1ヵ月ごとのウエストの変化を撮影した素材を、広告制作に活用できます。

EVITOLの導入イメージ
クリックすると拡大します

 また、本当に商品を体験したかを証明する「利用証明書」の発行も併せて行います。情報リテラシーが高まったことで、消費者は広告が何をもとに情報を発信しているのか気にするようになっています。こうした時代だからこそ、今後は利用証明書のような、広告のエビデンスの保存が当たり前になると考えています。エビデンスをデータとして保存することで、過去の広告を振り返る際にも役立ちます。

佐藤(ADKマーケティング・ソリューションズ) ステマ規制により各事業者がインフルエンサーマーケティングに消極的になる中、EVITOLのようにエビデンスを得た上で、マーケティング施策に活かせるサービスがあると安心できます。

左:信ぴょう性のない広告イメージ 右:EVITOLを活用した広告イメージ
左:信ぴょう性のない広告イメージ 右:EVITOLを活用した広告イメージ(クリックすると拡大します)

──実際の体験にもとづいているからこそ、説得力のある素材が集められる。そして、体験を証明するエビデンスも得られる。この2点は、消費者の広告を見る目が厳しくなる中で、大きな強みといえます。具体的には、どのような成果が出ているのでしょうか。

鬼山(identify) たとえば、育毛剤の記事LPで記事内CTRが約10%改善した事例もあります。この事例では、40代の男性クリエイター2名を選定し、3ヵ月ほど商品を使用してもらいました。育毛剤を頭皮に吹きかけるシーンの撮影や商品を使用した感想の収集を実施。撮影された動画や画像を掲載し、クリエイターを主人公にした記事LPを制作しました。

 EVITOLで収集した素材を活用する以前の記事LPでは、商品を使用している手元のみの画像しかなく、消費者へ信ぴょう性に欠けるイメージを与えてしまっていました。EVITOLの活用により、ターゲット層の男性が商品を体験している様子を動画と画像で伝えられる、ジブンゴト化しやすい広告に改善されています。

──ジブンゴト化には、広告に登場する人の属性も重要だとわかる事例ですね。EVITOLには、どのような属性のクリエイターが登録しているのでしょうか。

鬼山(identify) EVITOLには、0〜91歳までの男女がクリエイターとして登録しているので、幅広い属性の消費者へアプローチできます。さらに、identifyが以前から提供している縦型ショート動画の広告素材の収集に役立つ「DeLMO for advertiser」のクリエイターもアサイン可能です。同サービスで効果が得られた事例やデータも蓄積しており、事業者の要望に合わせたクリエイターを提案できます。

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この記事の著者

夏野 久万(ナツノ クマ)

フリーライター。制作会社などで勤務後、独立。紙媒体をはじめ、企業のオウンドメディアやビジネス系、ライフスタイル系メディア、コラム、エッセイなども手掛ける。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:identify株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2024/02/02 11:00 https://markezine.jp/article/detail/44689

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