CTV広告の獲得効果を最大化するには?
──短期間でそこまで数字が伸びるのは驚きです。
久保田(マイクロアド):はい、ただ正直に申し上げますと、CPIやCPAについては、他のモバイル配信と比較するとまだ高い水準ではありました。
しかし長期運用での最適化促進に加え、目的に応じてキャンペーン設計をアップデートすれば、さらに良い結果が出せると期待しています。実際にグローバルでは1ヵ月の配信結果として、モバイルキャンペーン比較でもCTVキャンペーンのほうがCPIやCPAの効率が良かった事例も増えてきています。
高橋(Adjust):CTV広告は大画面でリッチな情報を届けられるため、そこから流入したユーザーは定着率やLTV(顧客生涯価値)が高い傾向にあります。単純な獲得単価(CPA)だけで判断せず、3〜6ヵ月後のLTVで見れば「実は最も効率の良い広告だった」というケースは多いものです。
森下(HARS GLOBAL):今回は準備期間や関係者の都合上、最大公約数的なクリエイティブでの配信となり、改善余地がありました。たとえばシリアルコードを付与するようなクリエイティブや、視聴者がダウンロードしやすい設計、長期運営タイトルですので休眠ユーザーが復帰しやすいコミュニケーションを最後に付け加えることで、CTV広告の効果が最大化できるでしょう。
五味(KLab):今回は多くの制約がありましたが、リーチはしっかり取れたという認識です。まだまだ改善の余地があり、オーディエンスデータを蓄積していけば様々な展開が可能になると考えています。特にサウジアラビアにおける大きな可能性を確信できたので、今後より力を入れていきたいです。
Jamppが実現するCTV広告のパフォーマンス配信
──今回の実証実験を支えた「Jampp」について、改めてその強みを教えてください。
久保田(マイクロアド):Jamppは、北米を中心にCTV広告を活用したパフォーマンスキャンペーンで多くの実績を残しています。それを裏付ける3つの大きな強みがあります。
1つ目は、「世界規模で可能なプログラマティック配信」です。Jamppは主要なCTVネットワークと連携し世界170ヵ国以上をカバーするCTV在庫を保有しています。Jamppを活用すれば指定した国に配信が可能でパフォーマンスに合わせて柔軟に最適化されます。
2つ目は、「CTVデバイスとモバイルの世帯マッピング技術」です。Jampp側でIPアドレスをはじめとする世帯データとデバイスをシンクさせ、CTV広告接触ユーザーへのモバイルリターゲティング配信や、訴求アプリ保有者へのCTV広告でのリターゲティング配信を可能にします。
そして3つ目が、「パフォーマンス最適化」です。ここが従来のCTV広告と大きく違う点ですが、Adjustなどのモバイル計測パートナーと連携し、CTV広告経由のインストールやアプリ内イベントの計測データをリアルタイムで学習し、KPIに対して自動で最適化が働きます。これにより、CTV広告の訴求効果を最大化し、広告効果を数値で正確に証明できるのです。
成果を可視化する、Adjustの計測の仕組み
──最適化の鍵として「Adjust」との連携が挙がりましたが、どのような仕組みで、どこまで詳細に計測できるのでしょうか?
高橋(Adjust):アプリ内にAdjustSDKを導入していただくことで、CTV広告のインプレッション情報とアプリのインストール・初回起動、休眠復帰の情報を紐付けられます。これにより、CTV広告を見た方がアプリをインストールしたのか、あるいは久しぶりに起動したのかを把握し、その後の課金行動もすべて連携して計測できるのです。
技術的には、CTVデバイスとモバイルアプリをIPベースのマッチング技術でアトリビューションしています。これはエンドユーザーのデバイスのIPアドレスを使用した確率的モデリングの一種です。このようにCTV広告の計測基盤は十分に整っています。
CTV広告のアプリマーケティング完全ガイド
CTVを強力なパフォーマンスチャネルとして活用する方法を、Adjustのホームページからご確認ください!

