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博報堂リサーチ&データ

“タイムライン見てたら買っちゃった”の理由「7つのコンテンツ欲」と「ポジティブ・ブースト」から紐解く

気付いたら購買候補化まで進む、3段階のインサイト変化

 15人への調査では、「元々欲しかったわけではないのに、何度も見かけるうちにどんどん欲しくなった」「最初は興味がなかったのに、ついつい見ているうちにダウンロードしてしまった」といった声が見られ、購買のきっかけは無目的に始まるケースが多いことがわかりました。

 こうした、「気付いたら欲しくなっていた」という現象がなぜ起こるのか。深掘りしていく中で見えてきたのが、コンテンツ欲を満たした先に起こる、ある3つの顧客インサイトの変化でした。

  1. 心の扉が開く:ブランドの情報発信によって、ユーザーのコンテンツ欲を満たす体験を提供できると、最初は興味がなかったはずのブランドにも親近感が芽生え、興味が高まり始める。
  2. 買ってもいい理由が貯まる:一度心の扉が開くと、そのブランドの“いい情報”に目が行きやすくなる。情報が頭により深く入ってくることで、生活者の心の中に自然と「その商品を買ってもいい理由」が溜まり出す。
  3. 気付いたら候補化が進む:理由の蓄積が閾値を超えると、生活者自身も無自覚なうちに購買候補化が進み、最終的に購入に至る。

 このメカニズムは、定量データにも表れています。

 「気になるテーマを見かける回数が増えると、だんだん意識・関心が高まる」と答えた人は52%にのぼり、「買う理由を積極的に探してしまうことがある」と回答した人が34%、10代・20代に至っては47%も存在しています。「動画や広告きっかけに予定外の買い物をしたことがある」という人も全体で32%おり、生活者自らが無意識にブランドに対するポジティブな感情を高め、予定外の購買が生じています。

 コンテンツ欲を刺激されるうちに、商品を買ってもいい理由が蓄積されて、購買に至るこの現象を私たちは「ポジティブ・ブースト」と名付けました。

【図表4】ポジティブ・ブーストとは
【図表4】ポジティブ・ブーストとは

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企業の情報発信で「ポジティブ・ブースト」を生むには?

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この記事の著者

奥村 伸也(オクムラ シンヤ)

株式会社博報堂 ストラテジックプラニング局 マーケティングプラニングディレクター
消費財メーカー・耐久財メーカーから、サービス系企業まで幅広く、マーケティングコミュニケーション戦略立案を行う。プラットフォーマーデータ活用についての研究にも注力している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

奥村 耕成(オクムラ コウセイ)

株式会社SIGNING ストラテジスト/株式会社博報堂 プラットフォーマーデータハブ
飲料、自動車、人材、金融、製薬など、幅広いカテゴリーの戦略プラニングを担当。2025年より博報堂からSIGNINGへ出向し、兆し発想×プラットフォーマーデータのシナジーを探索中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/04/24 08:00 https://markezine.jp/article/detail/50624

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