社団法人電気通信事業者協会の発表によると、2008年12月末時点で携帯電話の契約純増数で1位となったのはソフトバンクモバイル。以下、イー・モバイルに猛追されていたNTTドコモが3か月ぶりに2位となり、3位イー・モバイル、4位はauとなった。
上のグラフは2008年1年間の純増数の推移をまとめたもの(auは、KDDIが2008年3月末日でサービスを終了したツーカーのマイナス分を含まない単体データ)。3月時点では、auとソフトバンクモバイルはともに50万を超える純増を示していたが、auはその後低迷し、新規参入したイー・モバイルに6月に抜かれている。
2008年12月末時点の、携帯4社の累計契約数のシェアは以下のとおり。2008年1月末時点でのシェアと比較すると、ドコモは1.82%減、auは0.35%減、ソフトバンクは1.34%増、イー・モバイルは0.82%増となり、通年ではドコモとauはマイナス、ソフトバンクとイー・モバイルがプラスとなった。
ソフトバンクが華やかに話題を振りまくなか、各社微増・微減の1年となった2008年。ドコモは後半、持ち直しているものの、auの不振は今年も続きそう。ユーザーの満足度調査では高い評価を得ているだけに、au不振の理由にはなにか根本的な問題がありそうだ。
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