広告およびコミュニケーションサービスをグローバルに展開するWPPと米Omnitureは、インターネットメディアから新聞、テレビ、雑誌などの伝統的なメディアまでを横断した効果的な分析を実現するため、戦略的なパートナーシップを締結したと発表した。
今回のパートナーシップの対象となるWPPのグループ企業には、G2、OgilvyOne、RMG、Schematic、24/7 Real Mediaなど、各国のエージェンシーが多数含まれる。また、このパートナーシップの一環として、WPPはOmniture普通株式へ2500万ドルに上る長期投資を行う。
WPPとOmnitureは、共通の顧客への分析ソリューションの開発提案、データや製品の統合を含む技術やソリューションの共同開発のほか、WPPグループ企業へOmnitureコンサルタントの派遣を行い、初年度にはWPPの500名以上の社員にOmniture製品に関するトレーニングを実施する。両社は今後12~18か月以内に、WPPのマーケティング技術やデータ、インサイト、情報関連製品をOmnitureの統合マーケティングプラットフォーム「Omniture Genesis」に統合させることで合意している。
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