楽天は2月10日、金融庁からイーバンク銀行の議決権保有に必要な主要株主認可を取得し、保有する全優先株式を普通株式へ転換、666,000株を取得した。これによって、楽天は、平成21年度第1四半期から、イーバンク銀行を連結子会社として扱う見通しとなった。
楽天は、イーバンク銀行と平成20年9月に資本・業務提携契約を締結し、イーバンク銀行の優先株式199.8億円の引受を行っている。また、楽天クレジットの個人向けローン事業をイーバンク銀行との間で事業統合する方針を決定し、準備を進めていた。イーバンク銀行を連結子会社化することによって、楽天グループは、300万口座にのぼるイーバンク銀行の顧客基盤へのアクセスが可能となる。
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