全国の有力DVDソフト取扱店からPOSデータを収集し、全国市場規模相当に拡大推計して、販売量の多かったメーカーを表彰する「GfK Certified DVDソフト2008」は、映画・アニメ・ドラマの3つの部門に分かれている。
映画部門では、2位に5ポイントの差をつけてワーナー・ホーム・ビデオが首位となった。同社が2008年に発売したタイトル数は業界トップクラスの約900本。2008年は、「アイ・アム・レジェンド」や「ダークナイト」などの洋画で複数のヒット作を出したほか、「相棒」シリーズなどの邦画タイトルでも好調な売上を記録した。しかし、2008年は洋画大作不足の年と言われ、トップ3の占めるシェアは昨年の40.93%から36.2%と低下している。
アニメ部門は、2007年に引き続きバンダイビジュアルが首位となった。同社は、「ガンダム」や「マクロスF」、「コードギアス反逆のルルーシュ」など、人気TVシリーズタイトルを毎月発売して安定した売上を維持。新作発売時の売上の過半数をBlu-rayソフトが締めるタイトルも出始めており、Blu-rayソフト販売の好調にも後押しされたようだ。2位のウォルト・ディズニーは、ディズニーアニメ以外にスタジオジブリ作品も取り扱っており、発売タイトル数は約100本と多くはないものの、息の長いタイトルが多い点が特徴。2007年以前に発売された旧作タイトルが全販売数量の60%以上を占めている。
米脚本家組合のストの影響により放映延期が相次ぎ、パッケージソフトの新作発売が見込めない状況が続いたことから、ドラマ部門では、多くの旧作タイトルを有するワーナー・ホーム・ビデオが首位を獲得。2007年首位のFOXは、前年から10ポイント近く構成比を落とし3位となった。また、邦TVドラマは堅調に推移し、特にフジテレビは「のだめカンタービレ」や「花ざかりの君たちへイケメン♂パラダイス」などが牽引し、2位にランクインした。
また、2008年で最も多く販売されたタイトルは、キングレコード「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序特装版」。この作品は、約10年前に、一大ブームを巻き起こしたTVアニメ「新世紀ヱヴァンゲリヲン」を劇場用アニメとして再構築したもので、販売数量は通常版も含めると30万枚を超え、人気の高さを見せ付けた。また、販売チャネル内訳をみると、売上の約40%がEコマース経由で販売されており、ネットでの圧倒的な支持がNo.1タイトルの決め手となったようだ。
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