ジュンク堂書店は、全国の主要都市に大型書店33店を展開し、黒字経営を続けているが、事業規模の拡大にともない株式上場を含めた資本増強を検討していた。今回の提携によって、資本増強と顧客サービスの向上など、上場以上の効果が見込めることから、大日本印刷に、全発行済み株式の51%にあたる自己株203,235株を売却。一方の大日本印刷は、これまでにも、丸善や図書館流通センターを子会社として事業強化を進めている。
両社は今後、電子出版やネット通販などのWebサービス、プリントオンデマンド、店頭プロモーションサービスなどを融合させた新しいサービスを提供する。
【関連記事】
・角川、中経出版を子会社化
・研究社と三省堂、出版社の垣根を越えてWeb辞書を提供
・大日本、話題のキーワードを見える化する「未来見(サキミ)」に行動分析機能を追加
・出版不況にさらなる打撃? 製紙大手5社が印刷用紙を値上げ