米Googleは3月20日、「Pay-Per-Action(以下 PPA)広告」のβテストを開始したことを発表した。現在のところ、米国のアドワーズを利用している広告主だけが参加することができる。
PPA広告は、広告主が設定した成果に到達した場合にのみ、支払いが発生するスタイル。さらに、広告を掲載する媒体側に支払う料金も設定することができる。たとえば、広告経由でサイトにやってきたユーザーがアンケートに答えた場合に「1ドル」、商品を購入した場合に「3ドル」といったぐあいだ。ここから始まる以下の3つのステップで、手軽にこの広告プランを利用することができる。
1. 広告を作成し、成果の具体的な内容と価格を設定する。
2. Googleコンテンツ ネットワークに参加している媒体が、広告を選んで掲載する。
3. 広告経由でやってきたユーザーが決められた成果をあげた場合のみ、料金を支払う(成果は、Googleのコンバージョン トラッキングによって確定)。
PPA広告の特徴は、これだけではない。どの広告を載せるかを媒体が選ぶことができるところが、オンライン媒体社にとっても面白いポイント。いわば「アフィリエイト」のような性質を持った広告システムと言うことができる。広告枠を準備するだけならアドセンスと一緒だが、成果につながるようなコンテンツを用意できれば、アドセンスよりも大きな利益をあげられることができるだろう。
参考資料:
"Pay-Per-Action (beta): Pay only for actions that you define." (Google Adwords)
"Pay-per-action beta test" (Inside AdWords)