「SoftBank×SAMSUNG島」キャンペーンとは?
「SoftBank×SAMSUNG島」は、セカンドライフ内に特設された島で行われたキャンペーン。新しいサムソン携帯のプロモーションがその目的だ。
一島まるごとを利用したキャンペーンは珍しいが、表現の中心となる3Dオブジェのインパクトや謎解きの景品として配布されるノベルティの新しさなど、キャンペーンの規模以外にも興味深い点の多い、話題の試みである。
まずは「SoftBank×SAMSUNG島」の概要を簡単に紹介しよう。
「SoftBank×SAMSUNG島」は中央のパビリオンとその周囲を囲むビル群、そして、宙に浮いた巨大携帯からなる。中央のパビリオンはソフトバンクモバイル原宿店を意識してデザインされている。周囲のビル群は、主に、キャンペーンのメインイベントである謎解きの手がかりとして利用される。また、ビルの足元には島やイベントに関する情報をわかりやすくまとめた案内板がある。
「島の説明はもちろんですが、セカンドライフでの過ごし方に不慣れな方もまだまだ多いので、視線の動かし方など操作に関する一般的なヒントも書いています。また、サムソンは英語圏でも有名なので、英語にどのくらい対応するかも考えどころだったのですが、まずはしっかり日本人ユーザにむけてコミュニケーションすべきだと判断し、日本語のみの案内にしています」(林氏)
島では、2種類のアイテムが手に入る。ひとつは、携帯電話のアイテム。これは訪れた人みんなが無条件で入手できるアイテムだ。
もうひとつのアイテムを入手するためには、SoftBank×SAMSUNG島の全体を舞台にして演出された「謎解き」に成功しなくてはならない。実はこちらも、形は携帯電話なのだが、チャットアニメーションが組み込まれている点が大きな特徴だ。この携帯電話を身につけると、キーボード叩いてチャットを行う際に、自分のアバターが携帯電話を耳にあてる動作をするようになる。
「テクスチャに使う写真も本格的なスタジオで撮影しましたし、携帯3Dモデルの品質にはかなり自信があります。また、実際に通話しているポーズを楽しんでいただきたいと思い、チャットアニメーションも用意しました」(風間氏)