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この人に聞きたかった!「ドロップシッピングの上手な儲け方」


Seesaaドロップシッピングが10月からスタートした。「ドロップシッピングって最近よく聞くけど本当に儲かるの?」。こんな疑問を持っている人も多いだろう。そこで今回、編集部が皆さんに代わり、Seesaaドロップシッピングをリリースしたシーサー株式会社の池永尚史氏に直撃取材を試みた。

インタビュー相手
シーサー株式会社 企画営業部プロダクトマネージャー 明治大学政治経済学部経済学科卒。1979年生まれ。シーサー株式会社にてSeesaaDS(ドロップシッピング)のプロジェクトを担当。大学在学中にアフィリエイトを始め、月に100万円以上を稼ぐ。儲けたお金は無駄遣いせず、パソコンなどを購入するなど自分への投資にあて、「書斎は小さな会社のようになっている」とのこと。

無料で始められるのがメリット

――こんにちは。まずドロップシッピングのメリットを簡単に教えてください。

(池永氏)ドロップシッピングのメリットを一言で表すと「手元に商品がなくても、売りたい商品のデータを使って自由に売れるシステム」です。下図を見ていただければわかりやすいのですが、セラー(あなた)はサプライヤーとドロップシッピング契約を行うことで、サプライヤーの商品をWebサイトで自由に販売することができるのです。

「ドロップシッピングの仕組み」
ドロップシッピングの仕組み」

 弊社が提供しているサービスのSeesaaドロップシッピングや、他社のもしもドロップシッピングさん、リアルマーケットさんなどのDSP(ドロップシッピングサービスプロバイダ)を利用すれば、セラー(あなた)は、商品の値段を自由に設定し、販売できるのです。また商品の発送や購入者とのやり取りなどはすべてDSPが代行してくれるので手間がかかりません。さらに誰でもほとんど無料で始められるのがドロップシッピングの良い点です。

――本当に商品を販売するのにお金はかからないのですか?

 はい、ほぼ無料できます。Seesaaドロップシッピングの場合、商品を約25万~30万点用意しているのですが、その中から好きな商品を選ぶことができます。選んだ商品はユーザーが、自分のブログやメルマガ、またはホームページなどで販売します。この際、実際には商品をセラー(あなた)が仕入れて在庫保有するわけではありません。

 商品が売れた時は、DSPにその情報が伝わるようになっており、DSPから購入者へ商品が送られます。つまり売れた場合だけセラー(あなた)にはお金が入る仕組みになっており、もし売れなかったとしても出費は発生しない仕組みです。DSPへの利用料は、Seesaaドロップシッピングの場合、例えば卸値が50円だとして、販売価格を100円に設定すると、50円が粗利(販売価格から卸値を控除した額)になります。そしてこの粗利の20%をシステム利用料として徴収させていただきます。Seesaaドロップシッピングは売れた場合だけ手数料が発生しますが、他のDSPだと卸値に予め手数料を乗せているケースもあります。

ドロップシッピングのシステム利用料(Seesaaドロップシッピングの例)
ドロップシッピングのシステム利用料(Seesaaドロップシッピングの例)

 また商品を掲載するブログなどについても、弊社のシーサーブログなどのような無料ブログサービスや、無料のホームページサービスを利用すれば良いかと思います。

――無料でできるのはいいですね。ところで池永さんは学生時代にアフィリエイターとしてならしていたと聞きました。ドロップシッピングとアフィリエイトの利益構造に違いはありますか?

 利益を上げる仕組みは似ていますが、ドロップシッピングは自分で商品の値段をつけることができます。アフィリエイトと比較して最も異なる部分であり、おもしろい仕組みだと思います。私は学生時代にアフィリエイトで月100万程度儲けていた時期がありましたが、ドロップシッピングならもっと儲けられる可能性があると思います。

 ただし価格設定を低くし過ぎると儲けがでないし、高いと他のお店にお客さんが逃げてしまうので、値段の設定は難しいですね。ただ、シーサードロップシッピングでは商品ごとに一番高い値段を付けている人と安い価格、そして平均価格を参考情報として出すようにしています。これを見て、自分はどのくらいの価格で設定するか決めることができるのです。ユーザー同士で値段の勝負になってしまうと、つまらないので、商品の良さを文章でアピールするなどの方法をとった方がいいと思います。

儲ける秘訣は「売りたいものを売る」のではなく、「売れるものを売る」こと

――月100万円はすごいですね。池永さんならドロップシッピングでどうやって儲けますか?

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/10/02 15:30 https://markezine.jp/article/detail/1809

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