まだまだ不十分なケータイ検索の現状
03年のパケット定額制スタート、06年のケータイへの検索窓の導入、そして今年に入り顕著になった「ウィキペディア」など、ウェブ2.0のサービスのモバイル参入。ケータイを取り巻く環境は日々進化している。
「エフルートは、検索機能と情報コンテンツという、2つの情報を提供して支持を集めてきたサイト。2003年からサービスを開始し、ケータイ市場の発展とともに成長してきた」と佐藤氏は紹介。
続けて「ケータイインターネットと検索の現状を考えると、ケータイページには情報がないと考えている。厳密に言えば、情報はあるがそれは有料コンテンツに集中している。だが、それらの優良な情報を的確にヒットさせる構造ができていない。さらにモバイルインターネットの世界は、各キャリアや端末でコンテンツの仕様がまちまち。よって、画一的な検索システムでは幅広いユーザーニーズを満たせない」と問題提起。