マイクロアドは、同社の広告配信ネットワークの広告をクリックして、広告主サイト上で成約(購入・入会・資料請求などのコンバージョン)に至ったユーザーが、他にクリックしている広告の履歴についての調査結果を発表した。
データは、コンバージョンした業種を100%として、その他業界の広告のクリック数を相対的な比率で算出している。たとえば、「リフォーム」という業種で成約したユーザーがクリックしている広告としては「賃貸住宅」が26%と最も高く、続いて「ファッション」21%、「食品販売・宅配」16%と続き、「分譲住宅」「健康食品」出版・書籍」がそれぞれ11%となっている。リフォームとはまったく別の業種ながら、ファッションや食品販売など、女性が関心を持つ分野の広告がクリックされていることから、同社は、リフォーム会社のメディアプラニングに女性系メディアを組込むことを検討する、といったかたちで潜在層に訴えることも有効だとしている。
また、業種「クレジットカード」に成約したユーザーがクリックした広告を見ると、「語学・留学」6%、「競馬予想」3%、「海外旅行」3%となっており、「クレジットカード」のクリック率100%に対して、それ以外のジャンルの広告のクリック率が非常に低くなっている。クレジットカード自体のクリック比率の高さから、ユーザーはクレジットカード各社の間で比較検討している可能性を読み取ることができる。
そのほか、「国内旅行」という業種で成約したユーザーが、クリックした広告は「株式」が67%と最も高く、「海外旅行」58%、「コミュニティサイト」50%、「スポーツ」42%となっており、旅行やスポーツを楽しむだけでなく、株式投資にも積極的というアクティブな様子がうかがえる。
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