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新スポンサードサーチを使いこなすコツ
アイレップが語るSEMの成功法則

2007年から、次世代プラットフォームに移行した、オーバーチュアの検索連動型広告「スポンサードサーチ」。導入から半年たち、広告主や代理店も、そろそろ新しいシステムに馴染んできた頃ではないだろうか。今回は、オーバーチュアの推奨認定代理店である株式会社アイレップの紺野俊介氏と芝野徹也氏に、新システムに対する広告主の反応や出稿・運用のコツについて聞いた。

※2013年1月29日よりYahoo!リスティング広告はYahoo!プロモーション広告に名称変更しました。

SEMの果たす役割がさらに拡がる2008年

 本題に入る前に、新スポンサードサーチの特徴について確認しよう。
 主な変化を挙げると、下表のようになる。

 

主な変更点 説明
品質インデックスの
導入
入札価格で決まっていた掲載順位が、入札価格と広告品質の双方を加味した方式に。金額だけではなく、クリック率などの指標を加味しながら「ユーザにとって有益な情報」こそが「品質の高い広告」であるとするロジックが採用された
地域ごとの
キャンペーン設定
広告の配信地域を日本全国や、関東や東海などの地域または都道府県から選択できる機能。特定地域のユーザにフォーカスして広告を配信できるようになった
キャンペーン単位
での予算管理
予算やスケジュールを、キャンペーンごとに管理できるようになった。広告の表示・非表示のスケジューリングも簡単に制御可能
広告審査の時間短縮 以前は広告の審査に1日~数日程度の時間を要したが、新システムでは、オーバーチュアの広告掲載ガイドラインに抵触する広告以外は、申請から審査完了までが数分以内で完了。キャンペーンの急な変更にも対応しやすくなった

 

 それでは、アイレップの両氏に伺ってみよう。まずは、SEMをとりまく最近の状況から。

 「『検索』という行動自体が広く一般に浸透するにつれ、検索を活かした広告商品である検索連動型広告の利用も、2007年にはさらに拡大しました。オーバーチュアのスポンサードサーチが新しくなったことは、業界全体にとっても大きなニュースであり、弊社でも、10大ニュースのひとつに挙げ重要視しています。コンテンツ連動型広告やモバイルにおける検索連動型広告も関心が高まってきましたし、2008年は、今まで以上にSEM(検索エンジンマーケティング)の役割が増えてくるのではないでしょうか」(紺野氏)

【参考】アイレップが選んだ2007年におけるSEMの10大ニュース

 では、オーバーチュアがスポンサードサーチをフルモデルチェンジした意味や狙いについては、どう考えているのだろうか?

SEMのご意見番、アイレップの紺野氏(右)と芝野氏(左)

 「今回のリニューアルのポイントは、ユーザの検索意図と広告を含む情報とのマッチングです。広告を適切にクリックしてもらうための施策、レリバンシー(適合性)を上げるための施策の重要性が増したように見受けられます」(芝野氏)

 これまでも、費用対効果の高い広告が可能だということから、数多くの広告主に利用されていたスポンサードサーチ。しかし、検索を行うユーザにとってはどうだったのだろうか? ユーザは別に、検索結果に表示された「広告」をクリックしたいわけではない。欲しいのはあくまで、自らの検索意図に合致した、レリバンシーの高い「情報」だ。

 広告主とユーザとの間にあったこのような意識のズレを、今回のリニューアルは、埋める役割を果たしたといってもいいだろう。そして、順位決定ロジックの変更は、当然、出稿の具体的な作業や予算の考え方にも大きく影響した。

次のページ
新スポンサードサーチで変わった出稿テクニック

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

大正谷 成晴(オショウダニ シゲハル)

1973年生まれ。フリーランスライター・エディター。2001年よりビジネス誌を中心に活動を開始。現在に至る。趣味はサイクリング、料理、投資。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2013/03/21 11:27 https://markezine.jp/article/detail/2567

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