発表された資料によると、中国におけるインターネット広告費は2007年には102億元となり、マーケティング活動において、インターネットを活用する動きが順調に定着している。その中で、P4P広告(検索連動型広告+コンテンツ連動型広告)に使われた広告費は、前年比172%で27億元規模にまで拡大しており、なかでも百度、Google が高いシェアを持つ検索連動型広告では、インターネット広告費の成長を上回るペースで市場を拡大しつつあるという。
中国は、2008年の北京五輪、2010年の上海万博を控え、GDPも引き続き10%を超える勢いで成長する見込みとなっており、それに連動するかたちで広告市場全体も拡大が見込まれる。アウンコンサルティングは、検索連動型広告については、導入企業の増加と1社あたりの広告費の増加によって、2011年には205億元規模にまで成長するものと予測している。
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