2つの業界から200名、計400名の中堅社員に対して実施した本調査における「中堅社員」の定義は「業界経験3~7年の社員」。このくらいのキャリアになると昇進も気になるころだ。
「部下を持っているか」という質問に対して、「はい」と答えたのはインターネット関連業界が31.5%なのに対して、非インターネット関連業界は25.5%。「他社と比較して昇格のスピードが早いと思うか」について、「早い」「どちらかといえば早い」と回答した割合についても、インターネット関連業界が35.0%、非インターネット関連業界は22.5%となり、いずれもインターネット関連業界が上回っている。他業界と比較すると昇格のスピードが早いというイメージがあるようだが、「名ばかり管理職」の実情が明らかになりつつある昨今、昇進が早いからといって浮かれてもいられない。若いうちから部下をたばねてプロジェクトを管理しなければならない苦労もありそうだ。
また、「仕事が充実していると感じるのはどんなときか」とたずねたところ、トップ3は以下のような結果となった。
インターネット関連業界
1位 困難な仕事をやり抜いたとき(44.7%)
2位 自分のやった仕事が世間で評価を得たとき(29.8%)
3位 自分のペースで仕事をコントロールできたとき(27.2%)
非インターネット関連業界
1位 困難な仕事をやり抜いたとき(51.7%)
2位 自分のペースで仕事をコントロールできたとき(35.3%)
3位 上司から評価されたとき(30.2%)
1位はともに「困難な仕事をやり抜いたとき」。しかし、インターネット関連業界では「自分のやった仕事が世間で評価を得たとき」という回答が2位となったのに対して、非インターネット関連業界では「自分のペースで仕事をコントロールできたとき」が2位、「上司から評価されたとき」が3位という結果に。それぞれの業界のカラーが感じられる結果となった。
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