Microsoftは、1月31日にYahoo!に対して1株あたり31ドル、総額446億ドル(約47兆2,760億円)でYahoo!株のすべてを買収するという提案を行った。この金額は、同日のYahoo!株の終値に62%のプレミアムを上乗せしたもの。しかし、Yahoo!側は同社のビジネス体とその将来性を過小評価しているとして、即座に買収拒否の声明を発表。その後も進展が見られなかったことから、Microsoftは4月5日、Yahoo!に対して3週間後の4月26日に回答するよう要請。Yahoo!との合意に至らなかった場合には、委任状争奪戦に持ち込み、株主の判断を求めることも辞さないとの態度を示していた。
しかし、米国時間の4月26日の夜になった現在も、Yahoo!から公式な回答は発表されておらず、今後Microsoftがどのような動きに出るのか注目される。
【関連リンク】
・Microsoft、Yahoo!に3週間の回答を要求、委任状争奪戦も辞さない構え
・米Microsoft、米Yahoo!の買収拒否に反論
・米Yahoo!、米Microsoftの買収案を「過小評価」として拒否
・GoogleがYahoo!に救済提案、米司法省は反トラスト調査、ヤフーとソフトバンク株も急騰
・ビル・ゲイツの最後の一手、MicrosoftがYahoo!に買収提案