ダイレクトマーケティングは時代遅れ?
読者の皆さん、はじめまして!
電通ワンダーマンでインタラクティブマーケティングを担当しています杉山です。これから12回に渡って「ダイレクトマーケティングのススメ」をお伝えしていきたいと思います。
型通りの挨拶はこのくらいにして、本編に入りましょう。
皆さんは「ダイレクトマーケティング(DM)」という言葉から何を想像しますか? ダイレクトメール? One to One? 通信販売? コールセンター? さすがに「ダイレクトマーケティング」という言葉そのものを知らないマーケッターはいないと思いますが、実像については意外と正確に認識されていないものです。
言葉の定義からすると、以下のようになります。
「消費者や企業に対する直接的なコミュニケーションであり、注文(ダイレクト・オーダー)、詳細情報を得るための問い合わせ(リード・ジェネレーション)、特定の製品の購入またはサービスを得ることを目的に、店舗や他の商行為の場への訪問(トラフィック・ジェネレーション)といった反応を引き出すことを目的とする」
さて皆さん、ここまで読まれて、どのような印象を持たれましたか?
たぶん、「もう古いのでは?」的なイメージを持たれたのではないでしょうか。良くて「DMってダイレクトメールの略称でしょ?」程度ではないかと思います。
実際、この「DM=ダイレクトメール」という連想があまりに多いので、電通ワンダーマンではダイレクトマーケティングをDRM(Direct Response Marketingと呼んでダイレクトメールと区別しているくらいです。そこでこの原稿では、今後ダイレクトマーケティングをDRMと表記していくことにしますが、ここで一言。
「DRMは決して古くさいマーケティング手法ではありません」