マイクロソフトがMassiveを買収し、ソニーがIGA Worldwide獲得へ動きを見せる中、検索ビジネスの覇者Googleがゲーム内広告会社Adscape Mediaを買収した。
Adscape Mediaは、ゲームの構成やストーリーに合わせて広告を表示するインタラクティブな広告配信プラットフォームを提供する。「ゲーム内広告(in-game ad)」の形態はさまざまだが、主にゲーム内の空間にポスターや看板を表示したり、商品そのものを3Dで表示する形をとる。Googleは、ゲーム内広告を同社の広告プラットフォームに統合する時期については明らかにしていない。また、Googleが展開しているAdSenseのようなテキストベースの広告に近い形になるのかについても名言を避けている。
Adscape Mediaのサイトにアクセスすると、2社のロゴマークとともに、買収の背景やゲーム内広告の現状、今後の展開についての説明が表示される。Adscape MediaはGoogleのプロジェクトチームの一部となるようだ。今後の展開に向けて、Googleはいくつかのゲームパブリッシャーとパートナーを組む交渉を続けているという。
参考資料:"Google has acquired Adscape Media"
参考記事:「業界の大物が動いた! ソニーがゲーム内広告のIGA Worldwideを買収へ?」(MarkeZine)