ミック経済研究所は、国内EC(電子商取引)におけるネット決済代行サービスを提供している企業を対象に調査を行った。その結果、ネット決済代行サービス市場は、2009年度で526億円、2010年度で前年度比118.6%の624億円となる見込み。
経済産業省の「平成21年度 電子商取引に関する市場調査」によると、日本の消費者向けEC市場規模は、2009年で前年比110%の6.7兆円に達し、二桁の伸びを続けている。これを受けて、決済代行事業者も非常に好調な企業が多く、今後は、スマートフォンや電子書籍端末などの新デバイスの普及や中国をはじめとする海外EC市場への進出といった成長要因も多いことから、さらなる成長が見込まれる。
ミック経済研究所では、ネット決済代行サービス市場は、2011年度以降から2015年度まで平均成長率16.1%で推移し、2015年度には1317億円へと成長すると予測している。
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