アウンコンサルティングは、調査会社コムスコアが提供する2010年12月度のデータをもとに日本国内の検索サービスの利用動向について分析した。その結果、日本の検索サービスカテゴリの総ページビュー数のうちほぼ9割をヤフーとグーグルの検索サービスが占めている。
実際のページビュー数ではヤフーが約38億ページビュー、グーグルが約30億ページビューで、ヤフーがグーグルの約1.25倍のページビュー数を獲得している。
ユーザーのカバレッジを比較すると、ヤフーがグーグルの検索エンジンの採用を決定した後も、ヤフーとグーグルそれぞれの検索サービスを利用したユニークユーザー数のうち、ヤフーを利用しているユーザーは約7割に及んでいる。
しかし、 ヤフーが多く占める状況であっても、約6割のユーザーはヤフーもしくはグーグルのいずれかのみを利用する傾向にある。アウンコンサルティングは、検索サービスへの広告出稿を考える場合、両検索サービスを活用して幅広い層へアプローチすることが効果的と考えられると分析している。
【関連記事】
・ヤフー、グーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムを採用
・Bing日本版、テレビ番組検索を強化、ソーシャル検索では直接リツイートも可能に
・Webブランドランキング1位はヤフー、提携でコンバージョン強化