SBIリサーチは中国ECサイトに関する研究報告書の日本語版を発行し、その一部を公開した。中国においては多くのユーザーが、商品購入後にECサイトの評価をクチコミサイト等へ投稿しており、投稿ユーザーの82%は「商品」そのものへの評価を投稿している。また、「配送」「決済」に関する評価を行うユーザも46%、35%となっている。
中国のネット通販ユーザーがインターネットやネット通販を利用する時間帯を見ると、10時、14時、21時の3つのピークがあり、特に21時は最大ピークとなる。一方、深夜1時から早朝7時までは、インターネットの利用者数が最も少ない時間帯となり、中国のネット通販ユーザーがインターネットを利用する時間帯には、かなり偏りがあることがわかる。
また、中国ECサイトが行う各種プロモーションにおいて、女性ユーザはプロモーションが商品購入のきっかけになることが多いが、男性ユーザはプロモーションに左右されず、熟考してから商品を購入する傾向が強いことも明らかになった。
SBIリサーチは、中国アイリサーチ社が中国国内で定期的に発表している中国のインターネット事情に関する報告書を日本語に翻訳し、「中国ECサイトに関する研究報告書②-ネット通販ユーザの購買体験に関する基本的要素2009-2010年」として発行した。
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