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流入数を増加させるサイト構造設計─データドリブン視点のサイトリニューアル実践法第4回

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 第2回で触れているように、サイト構造設計は1.流入設計、2.コンバージョン率向上設計、3.客単価向上設計の3つから成り立ちます。4回目はその中でも1の流入設計にフォーカスして解説します。

全ては、ユーザによるWebサイト来訪から始まる

 集客施策は、成果を生み出すための基盤となる非常に重要な要素です。集客力が低いといくらコンバージョン率が高いもしくは顧客単価が高い状況であったとしても、そもそもの流入母数が低いため売上の限界値が見えてしまいます。

 どれ程よい商品やサービスでも、ユーザがWebサイトに来てくれなければ売上には結びつかないという点で、流入設計は重要な施策です。

集客、CVR、顧客単価について
集客、CVR、顧客単価について

 では集客力を向上させるためにリニューアルの際、具体的に何をすべきか? その答えはシンプルで、リニューアルの時にしか実施できない施策を行うことです。

なぜ、リニューアル時なのか?

 SEO(Search Engine Optimization)には大きく分けて2つの手法があります。1つ目は、外部リンクと呼ばれる外部のサイトからリンクを設置する外部施策、2つ目はWebサイト自体をチューニングする内部施策です。

 前者は、リニューアル時に行うものではなくリニューアル後に実施するのが一般的です。一方、後者はWebサイト内部の構造設計が必要であるため、リニューアルの段階で設計を行わなければなりません。もちろんリニューアル後にも実施することは可能ですが、リニューアル段階で予めSEO観点でのサイト設計を行えれば高い効果が期待できます。

 また、システム的な制約も極力回避できます。逆にリニューアル段階でSEO施策を盛り込まなかった場合、Webサイトの再設計やシステム改修などの二度手間、つまりダブルコストがかかってしまうリスクもあります。それだけに、リニューアル時にSEO施策を盛り込んでおくことが重要です。

 なお、Web制作会社のディレクターやマークアップエンジニアが知っている範囲でSEO施策を行うことが多いですが、本来であればSEOの専門知識を持ったスタッフが関わるのが望ましいでしょう。

集客向上を実現させるマルチエントランス

 この数年でGoogle、Yahoo!を始めとする検索エンジンの利用方法は大きく変化しています。

 インターネットが登場した直後、ユーザは検索する単一のキーワードを何度も変えながら求める情報を探していました。しかし、近年ではユーザは自分の求める情報に対して想定される複数キーワードを予測して入力、検索することで自分の欲しい情報を最短で得る傾向にあります。

ユーザの検索行動変化
ユーザの検索行動変化

 従来、例えば賃貸物件を扱っているサイトであれば、当たり前のように”賃貸”というキーワードでSEO施策をしていました。しかし、”賃貸”というキーワード単体ではそのワードが意味することが非常に抽象的で、ユーザがどのような情報を探しているのかはわかりにくいものです。

 ユーザの心理状況を考えると、漠然と物件を見ているのではないか、くらいしか分かりません。しかし、「賃貸 目黒 1DK」というキーワードになるとどうでしょう? 完全ではないものの、ユーザの心理状況を把握することができるのではないでしょうか?

 ユーザがこのような検索行動をとる昨今の状況においては、ここで得たユーザの心理状況や求める情報を把握し、Webサイトに反映することが重要になってきています。

キーワードとモチベーション
キーワードとモチベーション

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