連合(日本労働組合連合会)は今年4月、人と人とのつながり(絆)についての調査を行い、20歳以上のアルバイト・パートを含む有職者1000名(男性500名、女性500名)から得た回答をまとめた。
家族や親せきとのつながりについて「大切だと思う」と回答した割合を見ると、「子ども」とのつながりが92.3%で最も高く、「配偶者」87.9%、「両親」82.8%、「兄弟姉妹」69.2%、「親戚」32.3%となった。
家族や親戚以外の人とのつながりについてみると、「友人」が71.9%で最も多く、「サークルやグループの仲間」27.0%、「近所の人」23.9%と続き、「SNS上でのつながり」が9.9%となった。
職場での上司、同僚とのつながりについては、「職場の同僚」は43.3%が、「職場の上司」は29.7%が「大切だと思う」としている。
これらの人とのつきあいについてたずねると、子どもとコミュニケーションを「頻繁にとっている」男性は4割、近所の人とコミュニケーションをとっている人は、20代では1割半ば、50代で4割半ばとなっている。また、職場で上司とコミュニケーションを取っている人は約3人に2人となった。
家族や友人とのコミュニケーションをとっていない理由としては、「時間が合わない」「仕事が忙しい」が上位となり、近所の人とコミュニケーションをとっていない理由は「相手のことがよくわからない」が4人に1人。また、職場の上司や同僚では「コミュニケーションをとる必要を感じない」がトップになった。
また、会社と労働者とのつながりを強くするために拡充するべきだと思う仕組みや制度については、1位「安定した賃金」が7割を占め、20代では「男女平等」「社員食堂」が4割弱となった。
【調査概要】
調査タイトル:人と人とのつながり(絆)に関する調査
調査対象 :ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする
20 歳以上のアルバイト・パーを含む有職者
調査期間 :2012年4月1日~ 201 2年4月4日
調査方法 :インターネット調査
調査地域 :全国
有効回答数 :1,000サンプル(有効回答母数から1,000サンプルを抽出)
実施機関 :ネットエイジア株式会社
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