アサツーディ・ケイ(ADK)は、男女1000人を対象に「ADK旅行クチコミ調査」を実施した。旅行前、旅行後ともに、旅行会社、航空会社、ホテル・宿泊施設についておよそ6割の人が誰かに何らかの情報を伝達している。旅行の新商品・サービスを採用する時期の速さは30代女性がトップとなっており、今回の調査では、調査対象者全体と女性30代を比較して分析している。
情報入手先として男女ともに利用しているサイトの上位3サイトは「楽天トラベル」「Yahoo!トラベル」「じゃらん.net」。女性30代は、情報源として幅広くいろいろなサイトから情報を収集しており、「mixi(個人ページ)」が10%で全体と比べて7ポイント高くなっている点が特徴的だ。旅行情報の収集にFacebookやTwitterを利用している人の割合は、全体・女性30代ともに5%未満となっている。
「旅行についての情報を、よく人に話す」と答えた女性30代は6割を超え、他の年代と比較しても最も高く、男女全体(48%)と比べて20ポイント弱引き離している。ウェブサイトへの書き込みについては、女性30代は40%と他の性・年代よりも高く、男女全体(29%)と比べて10ポイント以上高くなっている。
また、「直近の旅行について話した相手(複数回答)」は、女性30代では「親」(70%)がトップ。女性30代の母親世代である女性60代では「娘」(51%)がトップで、「サークルや習い事の友人・知人」(40%)と「地域や近所のつながりで得た友人・知人」(40%)が同率でこれに続いている。
【調査概要】
調査目的:旅行会社、航空会社、宿泊施設(ホテル・旅館)の選定のプロセスとクチコミ(ネットのクチコミも含む)の影響を把握する。
調査地域:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県、大阪府、京都府、兵庫県、愛知県、福岡県
調査対象と回収サンプル数:20歳~69歳の男女 1000人
調査方法:インターネット調査(60代のみ一部郵送調査)
調査期間:2012年5月18日~5月25日
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