ファイルやメモなど手軽に記録・保存し、共有できるサービス「Evernote」で、企業向けのサービス「Evernote Business」の提供が始まった。このサービスに参加すると、ユーザーアカウントがアップグレードされ、個人のノートブックだけでなく、「ビジネスノートブック」も作成できる。そこに保存された内容は会社全体の共有知識となる。管理者は各ユーザーのアカウント内にあるビジネスノートブックにはアクセスできるが、個人のノートブックを見たりアクセスしたりすることはできない。
「ビジネスライブラリ」は、会社内の誰もが使える、ビジネスノートブックを一元に管理する場所。ここには、従業員なら誰でもビジネスノートブックを公開できる。管理者はビジネスライブラリの管理権限を持ち、特にみんなに見てもらいたいノートブックをおすすめ設定し、目立たせることも可能だ。
ビジネスノートブックとビジネスライブラリによって、チーム内で蓄積された知識に全員がアクセスできるようになる。知識共有をアシストする機能として、Evernote内の検索のほか、Web検索とEvernote Businessを一緒に検索できる機能もある。また、「Evernote for Mac」の最新版では、関連するノートも表示される。
Evernote Businessは、Mac、Windows、Web、iPhone、iPad、Android、Android タブレットに対応。これらのプラットフォームのデータはすべて同期される。利用料金はユーザー1人につき月額900円。
【関連記事】
・iPhoneで撮影するとEvernoteに保存できるモレスキンの「Evernote スマートノートブック」
・「Evernote」と組み合わせた展示会や店頭での資料配布サービス
・Google+を企業SNSに進化させる「Google+ Premium」機能をローンチ
・サイバーエージェントの社員総会に緊張が走った 「ミスマッチ制度」とは?
・グーグル、よりインテリジェントな検索を可能にする「ナレッジグラフ」を導入