電通は、「YouTube」内にマンガチャンネル「MANGAPOLO(マンガポーロ)」を2月4日に開設した。電通は国内の出版各社とのネットワーク力を生かし、コミック『ドラゴンボール』フルカラー版の無料配信を手始めに、出版社の正規コンテンツなど、マンガ関連情報を世界に向けて発信していく。
同チャンネルは、米国グーグル社が昨年11月からスタートしたYouTube公式番組のひとつである。
今回、世界53の国と地域でサービスを展開し、毎月8億人以上が訪問するYouTube内にチャンネルを持つことで、既存のファン層への多様な情報提供とともに、世界中の潜在的な読者層にアプローチしていくことが可能に。
全国出版協会出版科学研究所の推計によると、2011年の日本の出版販売額1兆8,042億円のうち、コミック(単行本およびコミック誌)の販売額は3,903億円と出版販売全体の約20%を占めている。スマートデバイス(スマートフォン、タブレット、スマートテレビなど)の普及やソーシャルメディアの浸透によりコンテンツの消費スタイルが多様化・国際化する中、今回の取り組みによりマンガ市場のさらなる活性化を図る。
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