クロス・マーケティングと、リサーチ・アンド・ディベロプメントは、インドの4都市に住むインド人中間層生活者の実態調査を共同で行った。約12億人の人口を抱えるインドは、次世代マーケットとして多くの企業から期待を注がれている。
調査結果から、「伝統」と「発展・進歩」の両方の価値観が共存していることが明らかになった。経済成長の継続意識が強い一方で、自国の伝統・習慣を守ろうとする志向も強いようだ。
また北部のデリー・ムンバイと南部のバンガロール・チェンナイの間には、収入(フロー)/持ち家比率(ストック)の両面で経済的な格差が存在している。
そして日本と比べて、「背伸びをしない(等身大の)生活」「節約・エコ意識」への志向が低いようだ。
生活領域ごとに力を入れる度合いと満足度は都市によって大きく異なり、デリー消費者は家事とレジャーを除く多方面に注力し満足していることがわかった。
【調査概要】
調査手法:街頭リクルートによる1対1の面接調査
調査地域:インド4都市(デリー/ムンバイ/バンガロール/チェンナイ)
調査対象:20~49歳のミドル収入層男女(世帯月収:20,000~59,999ルピー)
調査期間:2013年2月2~3日
有効回答数:442サンプル
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