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女性・若者のハートをつかめ!「Ameba」最新マーケティング事例(AD)

活気づくママ市場をねらえ!Webとリアル、双方でアプローチ、ママ参加型イベント「マムズフリマ」の魅力に迫る

テレビCMよりも、ネットのクチコミに影響される

 Ameba GGmom’sのサイトでは、メンバーのブログをランキング順や子どもの年齢別に読むことができるほか、芸能人ママブロガーとの「ママ会」レポートを紹介したり、コミュニティ内に立ち上げた『美ママPROJECT』の一環として「美ママAWARD」を選出したりと、Webとリアルをうまく組み合わせたいくつもの企画が進行中だ。また、例えば家事の時間短縮など、ママならではの悩みに答えられるようなタイアップ記事なども掲載されている。

Ameba GGmom'sのホームページ。ママが知りたい情報が一目で探しやすいです。

 「基本的に一般ブロガーの投稿で成り立っているポータルなので、その中に企業のプロの視点を交えて紹介するタイアップ記事があると目を引き、関心を集めています。これまでにも、複数の企業様とタイアップ展開させていただいております」と細川氏。

 実際に企業のレクチャーを受けながら商品を体験する“ママ会”のレポートも好評で、付随して参加したメンバーのブログ記事が読めることも、より身近な目線で商品を二次体験するのに一役買っている。

 また、今年の4月にAmeba利用者で子どもがいる21~45才の女性に対して、「店舗で買い物する際に、商品購入のきっかけになる情報」を調査したところ、1位は店頭(57%)であったが、ネットでのクチコミ(33%)がテレビCM(31%)を上回っていたことは興味深い。

Q:店舗で買い物する際に、商品購入のきっかけになる情報は何ですか?
インターネット調査/調査対象:「Ameba」利用者でお子様がいる21歳~45歳の女性
有効回答数:2,858件/調査期間:2013年4月1~11日

 そして、こうしたリアルイベントをスムーズに組み込めているのは、これまでにもアメーバブロガー向けのさまざまな施策を行ってきた経験があるからだろう。加えて、ターゲットをママに絞ったことで、共通の関心事や悩みに対して商品や情報を提案し、リアルな場で体験し、それがまたWeb上にブログ記事として拡散していく、という新しいモデルの構築にも手応えを得ている。

ママの悩みや本音から生まれたイベント

 「投稿内容を見ていると、子どもを持つとこんなとき皆はどうしているのかという悩み相談や、子連れでカフェへ実際に行ってみた情報などへのニーズが高いことがよく分かる」と細川氏。

 そうしたニーズから、ブロガー同士でリアルな友人と同じくらい距離感の近いやり取りが行われている。Amebaは従来から投稿内容の監視体制が厳しく、安全なプラットフォームとして認識されているため、顔写真を出して活発にコミュニケーションを図っている人も少なくない。

 その点でも、「ママブロガー同士がリアルに会えれば、さらなる付加価値の提供になり、新しい展開が生まれるだろうと考えた」と細川氏は話す。これが、前述のマムズフリマ開催の背景にあるアイデアだ。

 ちなみにフリーマーケットに着目したのも、投稿内容がヒントになったという。「子どもの成長は早いので、洋服や靴がどんどん小さくなってしまう。ではそれを、リアルな場で融通しあえればいいのではないかと思い、フリマをメインに据えました」(細川氏)

 企画に協力した芸能人ママブロガーの発信力もあって、当日は目標だった5,000人の集客を大幅に上回り、テレビや雑誌など40以上の媒体に取り上げられるという成果を収めたのだった。

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イベント後も記事がWeb上で拡散し、ストックされる仕組みが確立

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2013/06/24 14:00 https://markezine.jp/article/detail/17910

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