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女性・若者のハートをつかめ!「Ameba」最新マーケティング事例(AD)

活気づくママ市場をねらえ!Webとリアル、双方でアプローチ、ママ参加型イベント「マムズフリマ」の魅力に迫る

イベント後も記事がWeb上で拡散し、ストックされる仕組みが確立

 Web上のプラットフォームで発信・告知し、リアルな体験へつなげ、その体験がまたWeb上で拡散される。この一連の流れは、ユーザーであるママブロガーに新しい楽しみをもたらしているだけでなく、ママ市場にアプローチしたいクライアントにも魅力になっている。

マムズフリマ開場での企業ブースの様子

 実際に、第1回マムズフリマに協賛したエスビー食品 デザイン広告ユニット マネジャーの新田慈氏は、「前回はハピファミカレーで参加させて頂きました。ハピファミカレーのターゲットは小さい子どもを持つ母親です。最大の課題であった『子供が喜んで食べてくれるのか?』という母親の不安を解消するためには、クチコミの力が有効だと考えました。マムズフリマを基点として、お客様の生の声により、数多くのブログ記事が書かれました。

 次回9月に開催されるマムズフリマでも、お客様に必ず話題にしていただけると自信を持って提案できる新製品をもって参加します。情報感度が非常に高く、かつ高い情報発信力をもつ方々が集まるマムズフリマで、お客様の中から新しいムーブメントを起こしたいと考えています」と期待を込めている。

 イベントだけで終わらずにその記事が次々とブログに投稿されていく拡散力が、大きな出稿理由になっているようだ。

たくさんのベビーカー。ママがいっぱい集まっています!

 また一方で、「いい記事を書いてたくさんの人が読んでくれたり、反響があったりすることがブロガーの大きなモチベーションになります。前回の来場者は約3分の1がAmeba会員のママブロガーで、多くの人が写真付きでいろいろなコーナーごとに何回にも分けて投稿しており、熱心さを改めて感じました。そうしたブロガーを擁していることが、協賛企業にも受け入れられているポイントではないかと思っています」と細川氏は語る。

 ブログがストック型のメディアであることも、イベント後の継続的な拡散に影響している。ツイッターやフェイスブックなどのフロー型SNSと併用し、これらからブログ記事への流入をうまく図っているブロガーが多いので、リアルタイムで話題が生まれながら、しっかりと内容が伝わるまとまった記事が生成されていく仕組みが確立しているのだ。

マムズフリマの魅力は、イベント単発では終わらないこと

 現在、AmebaではAmeba GGmom’sメンバーの中で特に積極的に発信をしているブロガー約5,000人を「マムズレポーター」として束ねている。今秋9月8日に東京で、29日に大阪で予定している第2回マムズフリマでは、彼女たちの事前登録を受け付け、協賛企業の商品サンプリングの受け取りや、商品に関する内容を“ブログネタ”として提供するなどの特典を設ける予定だ。

 また、前回の経験や反響を踏まえて、協賛ブースの展開コンセプトを「親子体験」と設定。食育、保険、住まいや車といったテーマごとに、体験型ブースの提供を目指している。訴求内容に応じて、ステージやセミナースペースを利用したワークショップ型体験企画の実施も可能だ。同時に、ブロガーの記事やタイアップ記事を介した、事前・事後のWebでの拡散もできる。

 ブースでの接触者数やタイアップ記事のPV、事後の拡散数やスマートフォンをかざすとFacebook上にいいね!がカウントされる「リアルいいね!」の数などを費用対効果の指標とし、すでに複数社で具体的な企画の話が進んでいるという。

 「マムズフリマでは、イベント単発で終わらない強みをもっと追求していきたい。長期の展望としては、スマートフォンのサービス開発を行う部署などと連携して、ブロガー以外のママたちともネットワークを築いていければ」と細川氏は意気込みを話す。第2回マムズフリマで弾みをつけ、さらなる展開へとつなげていく。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2013/06/24 14:00 https://markezine.jp/article/detail/17910

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