8月1日(木)、ヤフーは、ANAインターコンチネンタル東京にて開催した「Yahoo! JAPAN マーケティングソリューションカンファレンス」にて、スマホアプリを簡単に作成できるCMS「Yahoo!アプリエンジン」を9月初旬から提供すると発表した。
同サービスは、スマートフォンアプリ作成サービスを提供するファストメディア社との業務提携によるもの。
ファストメディアの庵原氏によれば、インターネット利用の42%はアプリからで(『スマホ白書2012』)、利用時間はWebブラウザを超えテレビに迫り(Flurry Analytics)、2016年には世界で年間3,000億ダウンロードを超えると予想される(ガートナー)、「爆速」成長中の市場であるとのこと。
しかしながらマーケターは、「作るのが難しい」「運用ができない」「負担もお金も高い」などの理由から及び腰になっているが現状。そうした課題を解決し、マーケターが本来の業務に集中するのに役立つソリューションの1つとして、「Yahoo!アプリエンジン」を紹介した。
7月に先行して「Yahoo!アプリエンジン」を導入した効果事例としては、プッシュ通知の開封率23%、デイリーアクティブ率33%、スクリーンビューが2ヵ月でPC+スマホのPVに接近したなど(ただし、ネット選挙活動に使われたデータも含むため、通常よりもアクティブであった可能性も)があげられた。
「アプリはダウンロードするという高いハードルがあるが、それを超えてきてくれたユーザーとどう接していくかが今後マーケターが取り組むべきこと」と庵原氏。モデレーターを務めたヤフーの加藤倫氏より、「9月初旬の提供開始に向け、価格など情報は随時お知らせしていく」とのこと。
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