スポットライト社は、2011年9月よりスマートフォンのアプリを利用した国内初の来店自動検知型の共通ポイントサービス「スマポ」を提供。利用者は加盟店に来店し、専用アプリでチェックイン操作するだけで、商品の購入に関係なくポイントが付与され、ポイントは加盟店が発行する商品券や食事券に交換して利用できる(ポイント交換比率: 1ポイント=1円相当)。
一方、加盟店側は、付与するポイント数を設定し、実際に来店したユーザー数分の成果報酬型の負担となるため、費用対効果の高い集客が可能となる。O2O市場が急速に発達するなか、現在アパレル、商業施設、百貨店、スーパーマーケットなどの小売店鋪を中心に23都道府県の約700カ所で約90ブランドに加盟店を拡大している。
楽天は、自社のネット会員基盤を活用し、スマポの送客力強化と加盟店拡大を行うほか、スポットライト社が加盟店に提供している来店検知プラットフォームを活用し、新たに楽天グループの会員を実店舗へ送客するサービスの展開を検討し、O2O事業を強化したい考えだ。
スポットライト代表取締役の柴田陽氏は、シリアル・アントレプレナーとして、バーコードを読み取るだけで最安値がわかるアプリ「ショッピッ!」などの事業を成功させていることで知られている。
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