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リクルート、15年後に管理職比率を男女同じにする「提案 女性リーダーをめぐる日本企業の宿題」発表

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2013/12/02 14:00

 女性を管理職に登用する企業が少ない日本。リクルートワークス研究所は「入社5年、3部署の原則」「27歳で、リーダー職に」などを含む提言書「提案 女性リーダーをめぐる日本企業の宿題」を発表した。

 従業員規模100人以上の企業の管理職に占める女性の比率は2012年時点で6.9%と、女性人材の登用は進んでいない。世界経済フォーラムが10月に発表した、男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は世界105位と大きく後れをとっている。

 リクルートワークス研究所が発表した「提案 女性リーダーをめぐる日本企業の宿題」では、女性リーダーの育成を阻む原因を明らかにするとともに、日本社会の「暗黙の前提」を明確に変更するための処方を盛り込んでいる。

【提案 女性リーダーをめぐる日本企業の宿題】:16の提言内容
提言1 入社式で、将来のリーダーへの期待を表明する。
提言2 入社5年、3部署の原則。
提言3 27歳で、リーダー職に。
提言4 リーダー職級からは、プロジェクトリーダーで経験値を増やす。
提言5 長期をみすえたキャリア研修の実施。
提言6 「2年1単位」で経験をモジュール化。
提言7 標準5モジュールで管理職へ。
提言8 育休MBAの奨励。
提言9 時間と場所に縛られない働き方を。
提言10 次世代リーダー候補は個別人事管理で鍛え上げる。
提言11 優秀人材に渡す「期限つき再就職オプション」。
提言12 リーダーシップを大学の必修科目に。
提言13 育休は1年でいい。
提言14 家事・保育サービスに産業革命を。
提言15 ホワイトカラーの労働時間を2000時間に。
提言16 共働きを前提とした社会への脱皮。

 鍵は「スピード感」と「短いサイクルでのステップアップ」。女性のライフイベントを見越したうえで、成長を加速化させるため、仕事以外の要素の制約が少ない入社直後に早めにジョブローテーションを行い、経験の幅を広げ、実績の高い人から順にリーダー職級に昇格させ、リーダーシップを獲得する訓練を開始する。

 多くの女性が結婚・妊娠出産・育児といったライフイベントを迎える30代は、企業内で中堅として活躍すべき時期とほぼ重なる。この時期にキャリアが停滞しないよう、経験や実績をゼロリセットしない人事管理とスピードが必要となる。そのため、約2年をひとつの仕事の区切りとし、1モジュールとして管理。2年×5モジュール=10年で管理職に登用する方式を提案している。

 リクルートワークス研究所は、16の提言に挙げた一連の施策を実施すれば、15年後には男女の管理職昇進比率は同率になるとしており、2020年の女性管理職比率は16.4%、2029年では33.6 %と試算している。

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