ソニー損害保険は、新成人のカーライフ意識調査を行い、その結果を発表した。
新成人の運転免許保有率は5割半
自動車運転免許の保有状況について聞いたところ、「自動車運転免許を持っている(オートマ限定)」は29.9%、「自動車運転免許を持っている(マニュアル)」は26.8%となり、合計5割半が運転免許を保有していることがわかった。
男女別にみると、男性の運転免許保有率は6割、女性は5割となっており、居住地域別では、都市部は4割、地方は6割となった。
※都市部:市・区における人口ランキングの上位都市(1~8位)である、北海道札幌市、東京都23区、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市を「都市部」、それ以外を「地方」とした。
若者の車離れの実態「車は必要だが、所有する経済的な余裕がない」
“若者の車離れ”と呼ばれる状況について聞いたところ、“車離れしている”と回答した割合は都市部の方が地方よりも高くなった(都市部:46.3%、地方:31.4%)。
同様に、全回答者に対し車に関する意識について聞いたところ、「車に乗る必要性を感じない」では「あてはまる」は3割未満、「あてはまらない」が5割となり、車は必要だと考える新成人が多数派であった。一方、「車を所有する経済的な余裕がない」では6割半が「あてはまる」と回答。車は必要だと感じるが持つ余裕がないといった状況のようだ。
若者向けの車を作れそうな会社は?「アップル」「グーグル」への期待
もし自動車を開発したら“若者向け”の車を作ってくれそうな会社を自動車メーカー以外で聞いたところ、「アップル」が4割(38.6%)で最多に。次いで「グーグル」(28.0%)、「ソニー」(27.0%)、「ディズニー」(23.2%)が2割台で続いた。男女別でみると、女性は「アップル」や「ディズニー」を選んだ割合が高かった。
新成人が欲しい車、コンパクトカー人気顕在
また今後、車を購入する可能性がある運転免許保有者と取得予定者726名に、購入するならどの車が欲しいか複数回答で聞いたところ、1位は「キューブ(日産)」(17.4%)、2位は「BMW(3シリーズ/5シリーズなど)」(15.0%)、3位は「プリウス(トヨタ)」(14.5%)となった。キューブは新成人が欲しい車で5年連続トップであった。また、キューブ以外でもコンパクトカーは全般的に昨年よりも人気が上昇した。
【調査概要】
調査期間:2013年11月28日~12月9日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
新成人(1993年4月2日~1994年4月1日生まれ)男性500名、女性500名
有効回答数:1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)
実施機関:ネットエイジア
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