近年、コンビニエンスストアなどでも特定保健用食品(以下、トクホ)を見かけることが増えた。プラスアルファ・コンサルティングは、同社が提供するソーシャルリスニングツール「見える化エンジン」を活用し、「トクホ」というキーワードを軸に、商品名でのツイート件数の傾向を分析した。
「特茶」は効果、「ヘルシア」は苦味、「黒烏龍茶」「胡麻麦茶」は美味しさ
トクホ飲料に対して、「効果」「苦味」「飲みやすさ」「価格」「美味しい」の5種の話題に分類し、ツイート件数を評価した。
「特茶」は、発売して間もないながらも、他の商品と肩を並べる程度のツイート件数があった。話題としては、トクホ飲料しては重要な要素である「効果」と「美味しい」での評判が高かった。さらに、つぶやきに注目すると、最も効果がありそうなどの話題が多く、期待なども含まれているようだ。
「ヘルシア」は、テレビCMで訴求している「苦さ=脂肪を燃やす特別な力」というメッセージが反響を得ていることもあってか、「苦味」が1位に。
「黒烏龍茶」はロングセラー商品ということもあり、つぶやき件数からみる反響は大きかった。テレビCMでは「体に脂肪がつきにくい」といった効果をうたっている中、「美味しさ」の話題が1位となっており、トクホとしての評価だけでなく、一般飲料としての評価も高いようだ。
また、「胡麻麦茶」の話題の上位は「美味しい」「飲みやすい」となり、味に関して圧倒的な指示がうかがえた。
「胡麻麦茶」は男性に人気
次にユーザプロファイル推定機能を用いて、つぶやいたユーザの分布を調べ、年代や世代の違いによる反響を比較した。
「胡麻麦茶」は、男性の構成が約70%と非常に高い比率に。また、体脂肪などを気にし始める世代としては30代以降と思われるが、「ヘルシア」は20代のツイートが一番多く、次いで30代となった。また、胡麻麦茶では30代はもちろん、40代でも非常に多くのツイートがされていた。
【分析概要】
収集条件:「特茶」「ヘルシア」「黒烏龍茶」「胡麻麦茶」という言葉を含む日本語のツイート(100%データ)
収集期間:2014年1月1日~2月27日
データ件数:19,325件(内訳:「特茶」4,456件、「ヘルシア」13,759件、「黒烏龍茶」14,707件、「胡麻麦茶」1,263件)
※分析に当たり、RT、ニュース関連、bot、アフィリエイト関連、一部重複内容ツイートなどは除外
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