Googleが2011年6月から提供しているSNS「Google+(グーグルプラス)」。FacebookやTwitter等のメジャーなSNSと比べると、日本におけるプレゼンスは低い。ネットリサーチ「Fastask」を運営するジャストシステムが発表した「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2014年2月度)」によれば、Google+を「現在利用している」と答えた人の割合は17.4%。Facebook(37.3%)やTwitter(34.2%)の利用率と比べると、約半数に過ぎない。
けれど、質の面ではGoogle+は優れたSNSだとの指摘を調査会社の米Forrester Researchが2014年3月に発表した。同社は2014年2月、大手企業50社が7つのSNS上で作成したブランドページを調査。Google+に設けたブランドページは、Twitterに設けたアカウントが集めたフォロワー数の90%を集めていたという。その上、ファン/フォロワーからの反応率を測るエンゲージメント率で見ると、Google+が、Twitterの約2倍になった。
さらにアメリカでのデータになるが、Google+とTwitterはユーザー数でもほぼ同じ。ネット接続環境のある米成人の22%が少なくとも月1回はサイトを訪れるという点も同じ(Facebookは72%)だとForrester Researchは指摘している。
このような状況を踏まえ、「Google+のメリットを考えたら、3分の1以上の有名ブランドがGoogle+を利用していないのは驚きだ」と同社バイスプレジデントのNate Elliot氏はコメントしている
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